15分で読める「RPAを一人で始めて、会社を巻き込むコツ」 Softechs 技術レポート 15分で読める「RPAを一人で始めて、会社を巻き込むコツ」 Softechs 技術レポート

5.RPAの運用

目次 – 5.RPA運用の運用
(1)運用してからが本番
(2)RPAの運用体制

(1)運用してからが本番

実際は「3.RPAの開発」でRPAを業務で使い始めたときから、同時並行的にRPAの運用が開始される。RPAは自動化してリリースしてからが本番である。RPAの失敗事例の大半は計画、開発時ではなく運用後に多く発生している (図2参照) 。

 


図2:失敗事例の件数

 

そのため、運用上のトラブルを回避するためにも、運用体制の確立と導入の標準化やルール整備は重要であると考えたほうが良い。

RPAの運用では「計画」、「開発」、「運用」のRPAライフサイクルを回しながら、管理していく (図3参照) 。さらに、これら3つのフェイズに紐づいた各ガイドラインを整備し、ルール化して統制管理を行うことが必要である。


図3:RPAライフサイクルとガイドライン

 

(2)RPAの運用体制

RPAの運用体制だが、図3の「RPA推進部門」および「RPA開発担当」は、情報システム部門と経営企画部門が連携またはMIXの新組織として行うケースが多い。RPAはITでも人でもないが、システム開発、IT運用管理の手法と同じ部分もあるため、社内展開の際の統制やルール作りに際し、情報システム部門の協力が不可欠だと考える。

また、経営企画部門はRPA自動化対象部門となるバックオフィスとの連携や統制、全社横断的な改善活動を行う際に必要となる。さらに、RPAの特徴として「RPA利用部門」がこのライフサイクルに大きくかかわることになる。

「RPA推進部門」は、リリース後も「RPA利用部門」からRPAが想定通りに動いているか、実際に使われているか、改善事項はないか、定期的にフィードバックを受けて管理していく。この情報システム部門と経営企画部門のRPA推進体制は、自動化して業務改善したいRPA利用部門に対して、自動化の機会をヒアリングしながらあくまで冷静に導入のゴールに沿った業務選定を行い(計画)、運用保守を考慮した設計・実装 (開発)およびリリース後の効果測定、RPAの監視・管理(運用)を行う。RPAの特徴として、特に保守の頻度は通常のシステムより多くなると想定しておいたほうが良い。よって、できるなら、「計画」「開発」「運用」の各担当者は分けることをお勧めする。

 

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