コラム 「RPAの気になる話」

RPAのワークフロー開発を口述で?AIがロボットを作る未来とは

2020.12.01

コーディングを口述で行う

人(速記者)による口述筆記は国会、裁判、インタビューなど様々な場面で行われています。AIを使ったものにはWordやGoogle Documentの音声入力、口述筆記アプリも多く登場しています。そしてSerenadeはコーディングを口述で行うことができるようです。
 

“add return n times factorial of n minus one” と口述するとその通りのコーディングができるのですが、紹介動画を見る限り、実用化までにはちょっと時間がかかりそう(タイプした方が速そう)。逆に、GUI操作の方が口述に向いてそうです。UiPath、WinActorなどRPAツールのほとんどはGUI操作でワークフローを開発していきますが、マウス操作がかなりの回数になります。その操作を、

「エクセルアプリケーションスコープを持ってきて」
「ヘッダーを追加をオンにして」

といった口述で済ますことができれば、開発効率も上がりますし、RPA開発者の裾野も広がりそうです。

後輩エンジニアがコーディングしている画面を先輩エンジニアがいっしょに見ながら、「そこは○○関数つかって」「引数に○○を追加して」と手ほどきするシーンはよく見られます。GUI操作を口述するのはこれに似ているかもしれません。先輩が口述(アドバイス)して後輩がコーディングする光景から、人がGUI操作を口述してAIがロボットを作る光景へ・・と想像すると未来感ありますよね。

「初心者でもできるRPA – UiPath開発の操作と注意点」セミナー

口述したわけではありませんが、「初心者でもできるRPA – UiPath開発の操作と注意点」セミナーではUiPath開発の画面操作を紹介しています。説明、画面操作の繰り返しが、口述でロボットを作る未来をちょっとだけイメージさせるかもしれません。

 


当社RPAソリューションに関するお問い合わせ先:
株式会社シーエーシー
産業ビジネスユニット 産業ソリューション第二部
RPAソリューション担当
電話: 03-6667-8057
E-mail: rpa@cac.co.jp

本記事のカテゴリ :RPA技術コラム

ジャンル:RPA開発

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