ユーザデータ型が定義できるようになるエクセルとRPA
RPAとエクセルの密接な関係
RPAとエクセルは密接な関係にあります。RPAで処理するデータをエクセルから読み込んだり、処理したデータをエクセルに出力したり。
新しいエクセルでは文字列、数値、日付といった一般的なデータ型に加え、株価データ型や地理データ型といった構造データ型を使えるようになっています。これらはBingやWolfram Alpha(検索エンジンの一種です)から直接データを同期します。更に今後、ユーザデータ型を定義できるようになりそうです。
- Microsoft Excelでユーザーが独自のデータタイプを作成可能に
(TechCrunch 2020/10/31 より)
ニュースによれば、その企業固有の「カスタマデータ型」「営業案件データ型」といった構造データ型を作ることができ、外部データソース(社内勘定システムや契約しているSaaS)とリンクすることができるようです。
RPAから見ると、これは2つの意味があります。1つは、Webサイトや基幹システムからデータをダウンロードしてエクセルでレポートするといったRPAで典型的な処理が、エクセルだけで(RPA無しで)できそうだということ。これはRPAにとってネガティブ情報かもしれません。もう1つは、企業固有のデータ型をRPAが処理すれば、RPAでできることの幅が広がりそうだということ。こちらはポジティブ情報です。
処理を担うのはRPAなのか、エクセルなのか、元のデータソース側なのか。一つ一つは小さくても、処理の配置の積み重ねがシステムの柔軟性を決めます。RPAの機能進化はもちろん、RPAと関わるシステム(今日の例ではエクセル)の機能進化にも要注目です。
当社RPAソリューションに関するお問い合わせ先:
株式会社シーエーシー
産業ビジネスユニット 産業ソリューション第二部
RPAソリューション担当
電話: 03-6667-8057
E-mail: rpa@cac.co.jp
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