RPAサクセスカオスマップ 2020年度版で読み解くRPA市場の変化
RPAサクセスカオスマップ2020年度版
RPAサービスを提供しているPeaceful Morning社から、RPAサクセスカオスマップ2020年度版が発表されています。
- RPAサクセスカオスマップ2020年度版を公開!<掲載サービス詳細ガイドブック付き>
(PR TIMES 2020/12/14)
2018年から継続的に発表されており、RPA市場を整理・俯瞰できる大変すばらしい資料だと思います。(当社CACも毎年、載せて頂いてます。ありがとうございます。)
カオスマップそのものはPeaceful Morning社のサイトを見ていただきたいのですが、各年の掲載社数をカウントしてみました。
2020年掲載者数 174社 | 2019年掲載者数 129社 | 2018年掲載者数 59社 |
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先ず全体を見ると、年々、プレイヤーの数が増えています。これは、RPAが技術としても手法としても市場(=需要サイド)に受け入れられている証左に他なりません。逆に言えば、供給サイドはますます込み合ってきているということだと思います。
カテゴリ別にみると、RPAツールの数は2019年から2020年にかけて41から46と5社増加。2018年から2019年の増加数までではなく、RPAツールはだいたい出揃った(もしくは出揃いつつある)とみるべきでしょう。
2019年: 汎用RPA 31 + 特化RPA 10
2020年 RPAツール: 汎用 34 + 機能特化 9 + ツール比較・見積 3
連携ツールは2019年から2020年にかけて29から44に増加です。それぞれのサブカテゴリで増えていることに加え、「iPaaS」が新設されています。iPaaSにはIFTTT、Zapier、Anyflowなど、アプリとアプリ、SaaSとSaaSの接続に強みのあるプレイヤが目につきます。人の繰り返し作業を代替するというより、システムとシステムの間をつなぐための人の作業を代替するというRPAの特徴が注目されているということだと思います。
2019年 連携技術: 業務可視化/プロセスマイニング 7 + ML/DL/NLP 8 + チャットボット 5 + AI-OCR 9
2020年 連携ツール: 業務可視化 9 + ML/DL/NLP 8 + チャットボット 8 + AI-OCR 12 + iPaaS 7
導入支援のプレイヤは34から49に増加。レッドオーシャンという言い方もできるでしょう。その中にあって、CACは「実証された方法論」「ワンストップ」「SIとしての経験値」を活かして、特徴あるサービスを提供していこうと考えています。
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注意:このコラムはPeaceful Morning社のカオスマップを参考にしていますが、内容はCACの見解を述べたものです。
当社RPAソリューションに関するお問い合わせ先:
株式会社シーエーシー
産業ビジネスユニット 産業ソリューション第二部
RPAソリューション担当
電話: 03-6667-8057
E-mail: rpa@cac.co.jp
本記事のカテゴリ :RPA技術コラム
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