コラム 「RPAの気になる話」

「こんまりメソッド」と「RPA自社開発イネーブルメントプログラム」の意外な共通点

2022.04.18

このコラム「RPAの気になる話」は技術的な話題が多いのですが、たまには軽い話題を。

CACでは、お客様自身がRPAワークフロー(シナリオ)を開発し、現場で業務改善・自動化を進められるようになるためのOJT型トレーニングプログラムRPA自社開発イネーブルメントプログラム」をご提供しています。特徴は3つあります。

  • 実業務を自動化!生きた実践プログラム
    練習問題は使わず、お客様が自動化したい実業務を使います。実業務を、お客様自身が手を動かしてRPA開発を行います。
  • RPAのエキスパートが完成まで徹底サポート!
    RPA開発・運用を行っている当社エンジニアが、トレーナーとして最後まで伴走。開発手法や開発のコツをスキルトランスファーします。
  • 豊富なプランと柔軟なプログラム
    開発するワークフロー本数・期間・利用する開発フレームワーク等は、お客様の状況やご希望に合わせて柔軟にカスタマイズできます。

こんまりメソッドに見るCACのイネーブルメントプログラムの提供価値

この前、NetflixのオリジナルドキュメンタリーKonMari ~人生がときめく片づけの魔法~」を見ましたが、イネーブルメントプログラムも似ているところがあるなと思いながら見ていました。「KonMari」のこんまりさんは、説明の必要はないと思いますが、片づけコンサルタントとして有名な近藤 麻理恵さんです。

ドキュメンタリーの中でこんまりさんは、クライアント(=片づけの依頼主)のお宅に訪問し、最初は片づけをやってみせたり、手伝ったりします。でもそれは本当に最初だけで、片づけの主体になって動くのはクライアント本人です。こんまりさんが提供するのは家事代行ではないということです。イネーブルメントプログラムも同じで、CACは最初のトレーニングでRPA開発の基礎をレクチャーし、後はお客様自身がワークフロー開発するのを横でお手伝いします。お手伝いには開発の進め方、ドキュメントの書き方、テストの仕方、開発のコツや困った時のヘルプ、運用時の注意が含まれます。

また、こんまりさんとクライアントの関係はずっと続くわけではありません。クライアントは自分で片づけができるようにならないといけません。そうしないと、また、元の雑然とした家に戻ってしまうからです。イネーブルメントプログラムも同じで、プログラム終了後は、お客様が自分でワークフローを運用・保守していくことになります。イネーブルメントプログラムはRPA開発のトレーニングであり、RPA運用のトレーニングでもあるということです。

さらに、KonMari Consultantと呼ばれる片づけコンサルタントの認定プログラムがあります。現在、700名の方がコンサルタントとして認定されているようです。こんまりメソッド(KonMari Method)を習得し、コンサルタント認定を得ると、今度は自分が「人生がときめく片づけの魔法」を他の人に広められるようになります。イネーブルメントプログラムでは認定プログラムこそ用意していませんが、プログラム受講者がRPA開発と業務自動化のリーダーへとステップアップし、お客様がRPAを自社開発(内製化)できるようにすることも目的にしています。

ここまでの話をまとめるとこのようになります。ポイントは、こんまりさんが提供するのは家事代行ではなく、片づけのメソッドだということ。イネーブルメントプログラムが提供するのは開発代行や開発アウトソーシングではなく、RPA開発と業務自動化のメソッドだということです。

 こんまりメソッド イネーブルメントプログラム
自分でできる こんまりメソッドをトランスファーすることで、ユーザが自分で片付けできるようにする お客様自身が自分でRPAの開発をできるように、CACがスキルトランスファーする
自分で続けられる クライアントは片づけの方法を身につけているので、ずっと片付けができる お客様自身が開発しているので、その後の運用や保守も自分でできる
他の人に広める KonMari Consultantを育て、今度は彼・彼女らがこんまりメソッドを拡げる プログラム受講者がRPA開発、業務自動化のリーダーとなり、自社開発(内製化)を進める
提供価値 クライアントが自分で片付けができるようにする(家事代行ではない) お客様が自分でRPA開発できるようにする(開発代行ではない)

 

本コラムでは、こんまりメソッドを独自に解釈しながら、CACのイネーブルメントプログラムの提供価値を違った角度から紹介させていただきました。RPA開発や業務自動化の内製化をお考えであれば、お気軽にお問い合わせ下さい

 

本記事のカテゴリ :RPA技術コラム

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